「寂しい」って、口に出すのがなんとなく恥ずかしくなる時ってありませんか？
とくにアラフォーにもなると、誰かに弱音を吐くのも気を遣ってしまったり。
「大丈夫そうに見える」って言われたら、それ以上は何も言えなくなる。
でも本当は、ふとした瞬間に胸がざわついて、
なんとも言えない気持ちになることもあるはずです。
- このままひとりで年を重ねていくのかな
- もし体調を崩したら、誰が助けてくれるんだろう
- 誰にも必要とされないまま、人生が終わっていくのかな
そんなふうに、具体的じゃないけど確かにある“寂しさ”に飲まれそうになる瞬間って、きっとあると思います。
元気そうに見える＝寂しくない、じゃないよね？
この記事では、アラフォー独身女性の多くが感じている寂しさの正体と、
その気持ちを少しでも軽くするために、
日常の中で取り入れやすい「5つの習慣」をご紹介します。
アラフォー独身女性の多くが感じている寂しさの正体とは？
アラフォーという年齢になると、仕事も生活もある程度落ち着いてくる一方で、
ふとした瞬間に「このままでいいのかな」と不安になることがあります。
それは、ただの気のせいではなく、
周囲の変化や自分自身の節目が重なって感じる“寂しさ”かもしれません。
このパートでは、そんな寂しさの正体を紐解いていきます。
このままずっとひとりで生きていくかもしれない不安
誰かと一緒にいたいわけじゃないし、今さら無理に結婚したいとも思ってない。
それでも、「このまま一生一人かもしれない」と考えたとき、
心のどこかがスーッと冷たくなるような感覚に襲われることってありませんか？
たとえば、病気になったとき。
たとえば、何かに失敗したとき。
ふとした瞬間に、「自分のことを心から気にかけてくれる人って、いるのかな」って不安になる。
ひとり暮らし、気楽だけど“誰にも気づかれずに倒れてたらどうしよう”とか考える日あるよね。
誰にも頼らず、なんでも自分でやってきたからこそ、
いざという時、頼れる誰かがいないことの“重さ”がじわじわとのしかかってくる。
「なんとかなる」って笑いながら過ごす日もあるけど、
ふと心が折れそうになる日もある。
子どもを諦める年齢になってきたという現実
「もしかして、もう産めないかもしれない」
そう思うようになった頃から、寂しさの重さが少し変わってきた気がしませんか？
30代後半に差しかかると、まわりから「子どもはどうするの？」なんて聞かれることは減っていくのに、
逆にこちらの心の中では、その問いがどんどん大きくなっていくような感覚があると思います。
自分が本当に子どもを望んでいるのか、正直わからない人でも、
ふと将来を想像したとき――
まわりは家族に囲まれて笑っているのに、
自分だけがぽつんとひとりでいる姿が頭に浮かんで、
そのイメージに息が詰まりそうになること、ありませんか？
“産みたい”かどうかより、“ずっと一人かも”って想像が刺さるんだよね…
この気持ちは、誰かにわかってもらうのが難しいし、
話しても「まだ大丈夫だよ」とか、
「他にも幸せはあるよ」なんて軽く返されてしまうこともある。
だからこそ、この感情はどこにも行き場がなくて、
静かに、でも確実に「自分は一人なんだ」という孤独を強めていくんです。
周囲の変化が「取り残された感」を加速させる
学生時代の友達、職場の同僚、いとこや兄弟――
気づけば、まわりの多くが結婚し、子どもを育て、家を買って、
“当たり前の幸せ”を手に入れていく。
その姿を見るたびに、「わたしは何してるんだろう」って、
なんでもない瞬間に心がズンと沈むことってありませんか？
祝福したい気持ちと、“おめでとう”って打ちながら泣きたくなる気持ち、両方あるんだよね
本人たちは決してマウントを取ってるわけじゃない。
でも、自分だけが違うフェーズに取り残されていくような気がして、
心の距離まで遠くなっていく。
そうやって少しずつ、孤独が深まっていくんです。
「今のままでも十分幸せ」って思える日もあるけど、
周囲の変化が目に見えるほど、
“自分だけが進んでいない”感覚が寂しさを強くする。
それは、がんばって生きてるのに報われていないような、
そんなやるせなさすら感じさせます。
「誘える友達」が減っていく孤独
昔は思い立ったらすぐ「ごはん行こう！」って誘えた友達がいたのに、
今は誘う前から「きっと予定があるだろうな」って、諦めてしまうことが増えていませんか？
結婚や育児で忙しくなったり、引っ越して遠くに住むようになったり。
気づけば、ちょっとしたお茶に気軽に誘える相手がいなくなっていた…
そんな感覚がじわじわと増えていく。
“今度会おうね！”が、ずっと“今度”のまま終わってくこと、多すぎん？
誰かに会いたくても、何を話せばいいのかわからなくなったり、
「ひとりが楽だから」と自分に言い聞かせて、そのまま何ヶ月も誰とも会っていなかったり。
予定が入らない週末。
静かな部屋。
誰からも連絡が来ないスマホ。
そうやって少しずつ、“しゃべらないまま1日が終わる”日がだんだん増えていく。
誰にも会いたくないわけじゃないのに、
会える相手がどんどん減っていく寂しさは、
ひとりの時間をただの“孤独”に変えてしまうことがあります。
将来のお金への不安と、誰にも言えない焦り
ひとりでなにが不安かって、
お金のことがすべて自分任せになること。
生活費も老後の備えも、頼れる人はいない。
毎月ちゃんと働いてるのに、貯金は思うように増えない。
ボーナスも昇給も少ないのに、“老後2,000万円”って言われてもね？
特に、給料が高くない仕事をしていると、将来を考えるだけで息苦しくなることも。
誰にも相談できずに、ひとりで何とかやりくりしている人ほど、
「このまま年をとっても大丈夫かな」と、心のどこかで焦っているのかもしれません。
「何がしたいか分からない」目標の喪失感
若い頃は、やりたいことがいくつもあったはずなのに。
いつの間にか、「今のままでいいかも」「何を目指せばいいか分からない」
そんな感覚が増えていませんか？
仕事にも生活にも、それなりに慣れて、
それなりにこなせるようになった。
だけど、新しくワクワクすることが思い浮かばない。
気づいたら、“目標がないまま日々を回してるだけ”ってなってることあるよね
周りは子育てや家族のことで忙しそうで、
自分だけが“止まっている”ように感じるときもある。
でも、自分の人生の目標って何だろう？って考えても、すぐには出てこない。
この「空っぽな感じ」が寂しさに繋がって、
気づけばSNSをぼーっと見たり、意味もなく時間を潰してしまったり。
何かしたい。
でも何がしたいのか分からない――
そんなもやもやを抱えながら、今日もまた、ただ一日が過ぎていくことがあります。
アラフォー独身女の私が「寂しい」から抜け出すために試したこと
寂しさの正体に気づいても、
「じゃあどうすればいいの？」ってなると、答えがすぐに出るわけじゃないですよね。
人と比べても、SNSを眺めても、正解は見つからない。
だからこそ、自分の“心の持ち方”や“過ごし方”を少し変えてみることが大切なんだと思います。
ここでは、わたし自身が実際にやってみて、
「これ、意外と効いたかも」と感じたことを5つに絞ってご紹介します。
特別なことじゃないけど、
寂しさに飲まれそうな日をちょっとだけ軽くしてくれる“習慣”の話です。
「寂しい」から抜け出すための習慣①まずは部屋を整える｜小さな整頓が心を回復させる
気持ちがモヤモヤしているとき、部屋の中もどこか散らかっていませんか？
そんなときは、気分じゃなくて“空間”から整えるのが意外と効きます。
出しっぱなしの洋服、テーブルの上の空きカップ、床に置いたままのバッグ…。
ちょっと片づけて、クッションを整えて、部屋に香りをプラスしてみるだけで、
気分がほんの少し前向きになります。
心の中が散らかってるときって、部屋もだいたい終わってる。
特におすすめなのが、
“ひとり時間を気分よく過ごすための小物”を取り入れること。
お気に入りのマグカップ、間接照明、ふわふわのスリッパ…。
そんなちょっとしたアイテムがあるだけで、
「ひとり＝寂しい」が「ひとり＝快適」に変わっていくんです。
たとえば…
- あるだけで空間をオシャレにしてくれる間接照明
- ベッドルームをいい香りにしてくれるアロマスプレー
ポチップ
ポチップ
どれも楽天で手に入るようなアイテムですが、
「自分のために選んだ空間」があるだけで、
気持ちの沈み方が変わってくるんですよね。
“部屋ごと私を甘やかす”って、けっこう効くよ？
あれ？独身貴族ってこれか～！ってね。
「寂しい」から抜け出すための習慣②運動してみたら「孤独脳」から抜けられた
寂しさにどっぷり浸かっているときって、考えごとが止まらなくなりますよね。
何もしていないのに、気づけば「なんで私だけ…」とか、
「このままどうなるんだろ」みたいな思考ループにハマってしまう。
そんなときに一番効いたのが、とにかく体を動かすことでした。
考えるな、動け！ってほんとそれ。
動くと脳みそがマジで切り替わる。
運動といっても、筋トレやランニングじゃなくてOK。
部屋の中でストレッチ、YouTubeでゆるめの宅トレ、
近所を30分くらい散歩するだけでも、
ぐるぐるしてた思考が静かになってくるのが分かります。
それに、運動を生活に取り入れると、自然と「水飲もう」とか「寝よう」とか、
小さな健康意識も戻ってくるから、それも地味にありがたい。
“孤独で何もしたくないモード”から抜けたいなら、
まず体を動かす。
これは間違いなく効く習慣のひとつです。
「寂しい」から抜け出すための習慣③お金の勉強で「自分で未来を選べる感覚」が戻る
将来のことを考えるとき、何より不安になるのがお金のこと。
「貯金もそんなにないし、老後どうしよう…」って、
考え出すと止まらなくなる瞬間ってありませんか？
そんなとき、わたしの気持ちを救ってくれたのが
両学長の『お金の大学』という本でした。
お金の勉強ノータッチの人には入門書みたいな本だよ！
私はここから入った。
家計の見直しから保険、投資、働き方まで、
知識ゼロでも読みやすくて、「自分でもできるかも」と思える内容ばかり。
この本を読んでから、お金に対する価値観がガラッと変わったんです。
“知らないから不安”だっただけで、知れば少しずつ対策できることが分かって、
「なんとかなるかも」って気持ちになれた。
そして不思議なことに、
お金のことを自分でちゃんと考えられるようになっただけで、
「ひとりでも、わたしはちゃんとやっていける」って、少し強くなれた気がしました。
「寂しい」から抜け出すための習慣④出会いが欲しいなら、動け。人の目より自分の未来
本音を言えば、「出会いがあればいいのにな」って思う瞬間はある。
でもその一方で、「今さら誰かと会ってどうするの？」「痛いと思われそう…」なんて、
自分でブレーキをかけてしまうことってありませんか？
“出会いたい”より先に、“出会う準備してない私”が立ちはだかるのよ。
マッチングアプリも、婚活も、街コンも、
選択肢はいろいろあるけど、どれもハードルが高く感じるのはきっと、
他人の目を気にしすぎてるから。
でも本当は、他人がどう思うかなんて、どうでもいいのかもしれません。
出会いたいなら、自分のために動くべきだし、
「どうせ…」って思って何もしなければ、現実は変わらない。
最初の一歩は、散歩でも、美容室でも、服を買いに行くでもなんでもいい。
誰かに選ばれるためじゃなくて、
「自分がどうしたいか」で動くこと。
それができるようになると、不思議と出会いも自然に巡ってくる気がします。
まとめ｜アラフォー独身女性が寂しさに飲まれず、“楽しい人生”を取り戻すヒント
「寂しい」って感情は、誰にでもあるもの。
独身だから寂しいわけじゃないし、結婚してるからって満たされているとは限りません。
本当に大事なのは、自分が自分の人生をどう楽しめるかどうか。
その視点を持てるようになると、寂しさの見え方も少しずつ変わってきます。
寂しさって、“誰かがいない”ことじゃなくて、
“自分を置き去りにしてる”ときに来るんだよね
誰かと比べる必要も、正解を探す必要もない。
ただ、自分の心がラクになる方向へ、小さな行動を積み重ねていくこと。
アラフォーは、もう遅いなんてことはありません。
まだ人生、半分以上残ってる。
だったら、これからは“楽しいほう”を選んでいきませんか？
大丈夫、私がいる！！
